皆様お疲れ様です
金曜ロードショーで風立ちぬを見ました。素んん晴らしかった。
ジブリ作品の中で指折りの作品だと思っています。宮崎駿にしては幼女感の少ない作品です。珍しいなぁ・・・
あんまり人気ないらしいですが・・・好みの問題ですよね
日本国民はジブリ教育という義務教育を課すべきです。勤労、納税、ジブリ教育。
宮崎駿監督を崇め奉りたい。
でも監督はそういう妄信的で宗教的なものを最も嫌っていそうなので
私は自分の目と耳と頭でしっかりと考えたうえで宮崎駿監督を支持します。みたいな顔してます。
宮崎駿監督のあえて描かない、その辺は察してよ(笑)という表現の仕方が好きです。
想像力が培われます。ほら、もう教育ですよこれ。
風立ちぬ、賛否両論ありますが私はかなり好きです。
なんだかんだ庵野監督の声も聞けば聞くほどハマっていきます。
あのちょっと淡々とというかどこかさらっとした感じがマッチしててちょっと棒読み加減に聞こえるところが’’イイ‘’と思いました。
この時庵野監督はとてもひどい鬱状態にあったそうでその背景からも本作の主人公と重ねてみてしまいます。
ただこの作品の制作がきっかけで鬱が治ったわけではないと妻の安野モヨコさんのエッセイにかかれていて鬱って本当に簡単には治らない病気なんだなと思いました。
最近はただのズボラを鬱といって診断書がでたりでその辺の線引きがとても難しいですね。
何にせよ庵野監督お体ご自愛下さい。エヴァ完結おめでとうございます。
特に好きなシーンは主人公の二郎が病気療養中のヒロイン、菜穂子が寝込んでる横で仕事をするシーンなんですが
このシーン実はかなり明暗が分かれるところでもあります。
実際このシーン、かなりすっきゃねんな。と言ったところ
「え?結核の嫁の横でタバコ吸う男ないやろ」と言われました。
いやいやいやいや・・・・・・・・・
その前に次郎は煙草気にして外に出ようとしてたやん、
でもそれでもいいからそばにいてと菜穂子が言ったのは
自分の死期が近いのを分かってて少しでも二郎の傍にいたいという願いと
それを察して傍にいる二郎、二人の切ない気持ちが描かれている作中屈指の名シーンやん・・・ちゃうんか?!
やはりジブリ作品は年齢や環境、時代によって見方が変わってくるというかその都度、新しい見方が発見できる稀有な作品・・・
今回はヒロインの性格に関しても新しい見方ができました。
菜穂子ってジブリヒロインの中でも最も儚く狡猾でしたたかですよね
めちゃくちゃ悪い言い方ですが。
侍女のお絹のその後なんか言わんでよくね?と思ってしまいました。
別に二郎、絹の事聞いたわけではないんですよ。勝手にペラペラしゃべってるんですよ。
彼女は結婚して子供が二人も生まれるんですよ、あなたの入る隙なんてないんですよ、二郎さん、お絹を思っても無駄ですよというような
ゴリゴリの牽制球を投げてくるんですがこれを天然でやってるなら本当に末恐ろしい女ですよ
万が一すら握りつぶす女、菜穂子・・・この作中で一番かわいそうな女はお絹なのでは?
菜穂子が近づく死期を感じ病院に戻る際誰にも言わず行くところなんかまじ迷惑で可愛い女だなと感じました。
そもそも二郎って若干サイコパス気味じゃないですか?
サバの骨に美しさを見いだし美しいものに関しての情熱は半端ないかと思いきや
墜落した飛行機に目もくれず興味すらなくなる・・・恐怖すら感じます。
それを重々承知している菜穂子は二郎の記憶にある美しい自分だけを見て欲しいと病院に向かんですが
まじでこの二人だけ常識とかけ離れたところにいる感じがしました。
私はこの別れに菜穂子の並々ならぬ執着を感じ取りました。
どっちもどっちだなぁ・・・
作品のメッセージでもある、どうしようもない苦しみの中でも生を見出すことの大切さを
生きねば、という言葉に凝縮している珠玉の作品でした。
私もこのコロナ禍において「マスクよし!除菌スプレー、シートよし!持ち運び石鹸よし!今日も絶対生き抜くぞ!」と毎日唱えております。
生にしがみつくスタイルです。生きねば。
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